11月に入り、クリスマス集会に関する諸準備が始まりました。

八事教会では、2011年の新会堂完成以後、年に3回大掃除をしていますが、その主な内容が桜材の床のワックスがけです。特に夏と秋の大掃除は乾燥対策で念入りにワックスがけをします。今年の秋の大掃除は11月17日に行いますが、秋の大掃除では、終了後に玄関付近のクリスマスの飾り付けをするのが恒例行事になっています。ここ数年は一日で作業が完了しないので、今年も全ての飾り付けが終わるのは11月末の予定です。

八事教会は、駐車場からはスロープ沿いに中に入ることができますが、初めての方の多くは、歩道に面した数段の階段を上って中に入られることと思います。教会に初めて行くときは決心がいると聞きますが、数段の階段が非常に高く感じられるかもしれません。その上、階段を上ったところにあるのは中が見えない高い扉ですので、やはり中に入るには戸惑われることと思います。

そのようなわけで、少しでも教会が入りやすい場所となることを願って、年中花壇に置物を置いてお子さん向けの遊びのスペースを作ったり、一年で一番教会に関心が持たれるクリスマスの時期に飾り付けを行っています。

八事教会では、主日礼拝(毎週日曜日午前10時30分〜正午)を最も大切な集会として守っています。キリスト教に関心がある初めての方にもこの主日礼拝に出席されることを勧めていますが、それは、主日礼拝が聖書の説き明かしを中心とした集会だからです。どちらの教会の礼拝でも必ず聖書の説き明かしがなされますが、八事教会が属する日本キリスト改革派教会では、聖書のみ・聖書全体から説き明かしをすることを特色としています。

聖書は旧約・新約で66巻、約2000ページにも及ぶ分厚い書物ですので、毎日旧約2章、新約1章のペースで通読しても読み終えるのに1年以上かかります。さらに、聖書が成立した背景もあり、特に旧約を読むには地図や年表が必要となります。そのようなわけで、当然毎週日曜の主日礼拝でも一度の説き明かしで聖書全体の話はできませんので、一つの書巻を毎週連続して講解しています。

ですから、個人で聖書を通読しても一度の通読で聖書に書かれている内容を全て理解できるものではなく、3度目の通読でようやく相互の書巻の関連性が理解できるようになるかというようなものです。人生に深い悩みを抱え、聖書を読み、教会の門をたたいても、すぐに悩みが取り去られたり、解決の道が示されるわけでありませんが、聖書は、背景を理解せずに読んでも、読み進めることにより深い慰めが与えられる不思議な書物でもあります。そして一度通読すると、人間の思いをはるかに超えた神の救いの計画に圧倒され、その計画に自身も招き入れられていることを知ると、今まで縛られ苦しめられていた世の価値観から解き放たれ、神が用意される将来に委ね信じて歩む人生へと転換されます。それでも、変えられては以前の自分に戻り、また変えられの繰り返しではありますが、聖書を読み進め、聖書の説き明かしを聞く生活を続ける中で、誤った聖書の読み方をしている場合は正すこともでき、聖書を通して働かれる神の力を知り、確かな土台の上に人生を築くことができます。

先にも述べましたが、聖書を読み続ければ順中満帆というわけではなく、世で生きる限り日々大きな躓きや迷いがつきまといます。日曜日は教会の礼拝に出て、心洗われ新たな一週間を歩む活力を得ても、週の半ばにさしかかると迷い戸惑うことは、洗礼を受けた人でも常に体験しています。けれども、世の巨大な歯車に巻き込まれ、立ち尽くす外ないときに「自分の力によっては何もできない。神の恵みによって生きるほかない。」と痛感し、聖書を読み、祈る人を神は決して見捨てず、守りと導きを与えられます。しかしながら、一人でそのことを続けるのは容易ではありません。聖書の説き明かしを通して共に聖書を正しく読むことと、共に神の導きを祈り求めることは一体であり、生命的な事柄です。残りの半週を神の守りの中で確かな歩みをするため、八事教会では毎週水曜日に聖書の学びと祈りの会を行っています。

さて、街のクリスマスイベントの喧騒を煩わしく感じられる方もいらっしゃるのではないかと思いますが、教会でのクリスマス集会は実に静かで穏やかです。クリスマスは本来キリストを礼拝する日ですから、八事教会のクリスマス集会も、普段の主日礼拝と変わりなく聖書の説き明かしを中心としたものとなっています。

今年は12月1日からイエス・キリストの降誕を待ち望むアドベント(待降節)を迎えます。八事教会では、12月1日から12月22日までの4回の礼拝を待降節主日礼拝として行います。この礼拝では、なぜ神の御子イエスが人となって世に来られたのか、イエス・キリストを通して実現された神の救いのご計画について聖書から説き明かしをします。

また、12月24日には、聖書朗読と会衆讃美を交互に行うキャンドル賛美礼拝を行います。聖書のショートメッセージもあります。そして12月25日には聖書の説き明かしを中心としたクリスマス礼拝を行います。

聖書の学びと祈りの会では、11月20日よりキャンドル賛美礼拝に備えてクリスマスの讃美歌を共に歌います。クリスマスの讃美歌は旋律が美しく、この時期の聖書の学びと祈りの会は一足先にクリスマスの喜びを味わうことができます。

ぜひ八事教会のクリスマス集会にお出でください。共にクリスマスの大きな喜びに共に与ることができれば幸いです。もちろんクリスマスの喜びはクリスマスに限られるものではありませんので、いつでもお気軽に八事教会にお出でください。主日礼拝、聖書の学びと祈りの会共に申し込みの必要はありません。聖書・讃美歌をお持ちでない方は、どうぞ教会備え付けのものをお使いください。ご来会を心よりお待ちしています。

 

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