4月より教会学校の新年度を迎えました。

2011年9月に新しい会堂が完成したのを機に、それ以前は教会員の子供を中心に活動していた教会学校に地域のお子さんが通うようになり、開かれた教会学校へと大きく変化しました。

現在は、塾・習い事が忙しくなったことや中学生になったことで教会学校に通えなくなる子供が増えたため、レギュラーメンバーが2,3名になりましたが、9年以上教会学校に通っている子供たちを中心に新しいメンバーも交えて、少人数ならではといいますか、顔と顔を合わせて、じっくりと聖書の学びをしています。

八事教会の主日礼拝(毎週日曜日午前10時30分-正午)には、毎週30名程度が集っていますが、八事教会の特色は、幅広い年齢層の人がバランスよく集っていることです。そして、若者も高齢者も年齢を超えて自然でアットホームな交わりをしているのも特色の一つです。教会活動についても、全ての集会がどなたに対しても開かれた集会であり、聖書そのものや聖書理解を深める学びをしています。教会学校についても同じ特色があります。

八事教会が所属する日本キリスト改革派教会は、“聖書のみ・聖書全体から”聖書の説き明かしをし、連続講解説教を行うことを特色とする教派ですので、日々聖書通読をすることを勧め、礼拝や聖書の学びと祈りの会では聖書の一つの書巻から毎週連続して説き明かしをしています。教会学校でも、子供たちには聖書を理解するために聖書通読を勧めています。礼拝では年間カリキュラムを作り、新約聖書の学びを中心に、毎週続けて一つの書巻から説き明かしをしています。

また、教会学校教師の全員が幼い頃教会学校に通った経験を持つため、教会で得た友は生涯の友となり、祈りを通して互いに励まし合うことができる喜びを知っているので、教会学校に通う子供たちがそのような友を得ることができるよう活動を工夫し、心を配っています。

教会学校が初めてのお子さんは、当然緊張もあり、打ち解けるのに時間がかかると思いますが、まずは教師がそれぞれのペースに合わせてじっくりと向き合い、信頼関係を築いた上で、子供同士の交流を広げ、深めるよう心がけています。人生において、同年代とだけ交流を持つのは、学生時代のわずか十数年ほどのことですので、むしろ子供の頃から大人と対話し、年齢を超えた交わりができるのは素晴らしいことだと感じています。

ここ数年は、特に聖書の学びに重きを置き、強制することもなく、自然でゆったりとした交わりの輪が形成されているので、中学生の新来会者があることもとても嬉しいことです(^-^)

そのようなわけで、新年度も新しい子供を喜んで招く姿勢を大切にし、聖書をよく読み、よく学び、じっくりと信頼関係を築く活動を続けていきたく思います。

ピックアップ☆4・5月の教会学校の取り組み

今年は、イエス・キリストが十字架死から復活されたことを記念するイースターを4月1日に迎えました。イースター以降、礼拝では、復活されたイエス・キリストが40日にわたり弟子たちに現れ、ご自分が確かによみがえられたことを示し、聖書全体からご自身の十字架と復活の意味を教えられたことを続けて学びました。

5月20日は、教会に聖霊が与えられ、世界に向けてイエス・キリストの十字架と復活を宣べ伝える働きを始めたことを記念するペンテコステを迎えますが、4月後半から、イエス・キリストの昇天とイエスが弟子たちに与えると約束された聖霊について時間をかけてじっくり学んでいます。

4月1日はイースター礼拝を行った後、全員でアクリル絵の具を塗ったスチロール卵に転写シールを貼ってイースターエッグの飾り付けをしました。

3月31日に行ったイースターお楽しみ会でイースターエッグを使ったゲームをしたので、そのスチロール卵に飾り付けをしました♪

イースターエッグの飾り付けは2年前のイースターでもしたので、当初その時の転写シールを活用する予定でした。ところが、何となく気になって前日の夕方に試作をすると、フィルムにのりがべったりと貼りついており、全く使い物にならないことが判明しました(><)というわけで、大慌てで転写シールシートに図柄を印刷し、カッティングして間に合わせました!何事も事前確認は大切ですね(^^;)

このスチロール卵は2年前に飾り付けたものですが、前回同様今回のスチロール卵も、教会の花壇に順次飾る予定です☆

2年前に飾ったイースターエッグは、期間限定で花壇に置く予定でしたが、近隣のお子さんが、ピックに差した卵を花束のように両手に抱えて楽し気に遊んでいる様子を見て、イースター後も片付けずにずっと置いています。2年も経つとさすがに色褪せて傷んできたので、花壇に新しい卵のお花を咲かせたいと思います♪

4月8日は礼拝後進級式を行い、年齢に合わせて聖書の学びをするクラス(通常分級)のクラス分けと担任の発表をし、その後、図書室で図書室の利用や本の貸出に関するオリエンテーションをしました。

そして、最後に新年度の教会学校ノートを配布しました!

教会学校ノートは、出席や聖句の暗唱に励むとスタンプがもらえるチャレンジスタンプカードや出席カード、各月の予定表、毎日曜日に学んだこと・したことを記録する教会学校ダイアリー等教会学校で配布する1年分のプリント類を綴じることができる便利なファイルです。

出席カード・チャレンジスタンプカードフォルダー

教会学校の予定表

教会学校ダイアリー

教会学校ノートには4種類のフォルダーがついており、特に小学生以下クラスでは分級で行った簡単な工作や暗唱した聖句のカードも保存できるので、教会学校で学んだことやチャレンジしたことをすぐ確認でき、教会学校に通う励みになっているようです(^-^)もちろん、年度の途中から参加したお子さんにも同じようにノートを贈呈しています♪

今年度の通常分級(年齢に合わせて聖書の学びをするクラス)は、中学生科と小学生以下クラスの2クラス編成となっています。

中学生科は、教会学校教師歴40年超のベテラン教師が担当し、聖書をよく読み、聖書理解を深める学びをしています。

小学生以下クラスでは、視聴覚教材として聖書物語の絵本や紙芝居を用いて毎回5分から10分程度の短い聖書の話をしています。5場面程度のミニ紙芝居を用いているので、教会学校が初めてのお子さんも集中力を切らさず話を聞くことができます。

小学生以下クラスでは、昨年より神が世界をどのように造られたかを学び、人が神の言葉に背いた時から人と人の関係も壊れ様々な争いが起こったこと、けれども神は再び神の言葉に聞き従う民を起こすためアブラハムという人を選ばれたという話を続けて行っています。今年度も、アブラハムの話から始まり、アブラハムの子イサクと孫のヤコブ、ヤコブの子供たちの話を続けて行う予定です。

4月22日は、今年度初めての合同分級を行いました。毎月第3・5日曜の礼拝後は、全員で主に科学工作をして、ものづくりや物の仕組みについて楽しみながら学んでいます。今回は、約5年ぶりに「メビウスの輪」作りにチャレンジしました。5年前に作ったことをよく覚えていた子供もいましたが、その間算数の教科書でメビウスについて学んだそうで、5年経つと違った楽しみができたようです。

4月29日は、紙のローソクに飾り付けをして紙のケーキに貼りつけました。

何に使うかは、5月20日のお楽しみです☆

5月後半の教会学校の予定

  • 5月20日

キリスト教会が大切に守っている3つの記念日にクリスマス、イースター、ペンテコステがあります。今年は、5月20日がペンテコステです。ペンテコステとは、ギリシャ語で50番目という意味です。イースターから50日目に教会に聖霊が与えられ、世界にイエス・キリストの十字架と復活の言葉を宣べ伝える働きを始めたことを記念する日がペンテコステです。

5月20日の礼拝は、聖霊とは何かを学び、ペンテコステの日に起こった出来事とその意味について学びます。
礼拝後は、全員で工作をして楽しみます。また、ペンテコステのささやかなお祝いの時を持ちたいと思います。

ペンテコステはキリスト教会誕生の日でもあります。

本物の誕生ケーキを用意するわけにはいきませんが、4月の合同分級で用意した紙のケーキ&ローソクを使ってささやかなお祝いをしたいと思います。

写真では分かりにくいのですが、紙のローソクは、引っぱると黄色い炎が出る仕掛けになっています♪炎が出る仕掛けだけではなく、ローソクにはもう一つ仕掛けを施しています☆それは、来てみてのお楽しみ(^-^)

クリスマスやイースターについては、教会に行ったことがない人でも見聞きしたことがあると思いますが、ペンテコステについては、教会でもクリスマスやイースターほどに特別な形でのお祝いの時を持ちません。けれども、ペンテコステは、実は今この時代にもとても関わりのある出来事です。このことを、聖書の話とささやかなお祝いを通して教会で一緒に学び、楽しいひと時を過ごすことができればと願っています。

  • 5月27日

礼拝では、ペンテコステの出来事が理解できない人々に、キリストの使徒ペトロがその意味について説き明かした話をします。

礼拝後は、クラスに分かれて聖書の学びをします。
中学生科は、聖書が何を教え、わたしたちはその言葉をどう聞き、どのように生きていけば良いのかを学びます。
小学生以下クラスは、アブラハムの子である「イサクの嫁さがし」の話をします。また、聖書の言葉を覚えて何も見ないで言う暗唱聖句にもチャレンジします。覚えた聖句のカードを集めると、聖書版百人一首のゲームが楽しめます。

 

☆教会学校は、幼児から中学生までが集い、共に聖書の学びをするための場です。
初めに聖書を読み、讃美歌を歌い、祈り、聖書の話を聞く「礼拝」を行い、その後様々な活動をしています。教会学校に通うお子さんには、こひつじ文庫(当教会図書室児童書コーナー)の児童書の貸出も行っています。
教会学校は、年齢を超えて交流を深めることができる場であり、生涯の友(教会では「信仰の友」と呼びます)を得る場ともなっています。
毎週日曜日、午前9時~9時50分まで行っています。申込・入学手続きは不要です。月の途中からの参加も歓迎いたします。いつでもどうぞお気軽にお出でください。

詳しくは教会学校案内をご覧ください。