2016年1月の聖書の言葉
命の泉はあなたにあり
あなたの光に、わたしたちは光を見る
(詩編36:10)
この言葉は、礼拝を恵みの神との出会いの場所と見る信仰を示しています。このことばに示されている信仰は、創造者である神が すべての根源であるという理解を深め、そのような方である神との交わりのうちにこそ、「命」という名に値する真の生き方があるという生の認識です。ここに現されている神観の幅広さ、奥行きの深さ、認識の高さが、命は神から与えられ神と共に歩む交わりによって豊かさにされるという新たな神の光を見る信仰を育んでいます。神がいなければ、人間は太陽のない地球のようなものです。神の「光」、即ち神の臨在による天の輝きのうちで、人間の生が育まれ、成長し、生きる意味と、その生の力と永続性とを与えられていくのです。神がいなければ、人間の生は無意味となり、暗闇と破壊に呑まれてしまいます。人間は、神の光の中で命を輝かすことができるのです。