愛知県名古屋市昭和区のプロテスタントのキリスト教会

2021年4月の聖書の言葉

2021年4月の聖書の言葉

青春の日々にこそ、お前の創造主に心を留めよ。
苦しみの日々が来ないうちに。
「年を重ねることに喜びはない」と
言う年齢にならないうちに。
(コヘレトの言葉12章1節)

浄土山付近から五色ヶ原、薬師岳を眺む(2020.8.20撮影)

4月は、進学就職によって新しい人生の歩みを始める時です。コロナ禍の中で、その歩みも多くの困難に直面している方もいるでしょう。人生には、希望通りすべての事柄が順調に進まないことが多くあります。この言葉を残したのは、思うように進まない人生の現実を知る知恵ある人間です。その人生を振り返って、あの時、もっと人生についてよく考え、このようにしていたらよかったと考える人は多くいます。しかし、その様に考えても青春の日々は戻ってきません。若い時は、時間も可能性も無限のようにあるように思え、いつかそのうちにと考えて、備えもチャレンジもしないまま無駄に時を過ごしやすいものです。しかし、歳月は早く過ぎ去ります。この世にただ一つそれぞれの命が与えられています。その命を与えた創造主に心をとめ、如何に生きるべきかを考え、それぞれに与えられている召しの道を考え、それを見極めることが大切です。なかなか見いだせない時も、歴史を支配しておられる創造主に心をとめ、そのご支配と導きのことを考え、時代状況を冷静に把握する知恵を働かせて、自己修練を課して歩むことが大切です。そうすれば、ふさわしい道が示されるでしょう。そこから、その実現に向けて具体的なチャレンジが始まるのです。そこに労多い日々があったとしても、その人生には希望と喜びがあります。たとえうまくいかなかった多くの事があったとしても、チャレンジした者のみに与えられる喜びがあります。この聖書の言葉は、若い日に、創造主であられる神に心を留め、知恵を働かせて生きることの大切さを語っています。

今月の聖書の言葉

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