2022年11月の聖書の言葉
涙と共に種を蒔く人は
喜びの歌と共に刈り入れる。
(詩編126:5)
この聖書の言葉は、捕囚の民とされたイスラエルに語られた言葉です。
捕囚の地での生活は全てがむなしかったわけでありません。しかし、祖国の民と切り離された中での労苦は、「涙と共に種を蒔く」喜びと希望につながらない生活でした。捕囚から解放され都エルサレムに帰り、シオンの丘に立つことができるという主の約束は、その労苦を、「喜びの歌と共に刈り入れる」日を待ち望む喜びへと転換させるものでありました。
神の約束する救いの言葉は、「涙と共に種を蒔く」人生の労苦は、「喜びの歌と共に刈り入れる」希望へ転換させる力ある言葉であります。