愛知県名古屋市昭和区のプロテスタントのキリスト教会

2019年2月の聖書の言葉

2019年2月の聖書の言葉

神は天から人の子らを見渡し、探される。
目覚めた人、神を求める人はいないか、と。
(詩編53:3)

剱岳(劒沢から2012.8.12撮影)

この詩編の言葉は、新しく出された聖書協会共同訳では、「見渡し」は「見下ろし」、「目覚めた人」は「悟りある者」となっています。そして、詩編53編の文脈の中では、「神などいない」といって、腐敗堕落し、忌むべき不正を行う者に目を注ぐ神の歴史支配と導きの確かさを示し、主の慈しみを信じて歩む者に繁栄の回復と喜びをもたらす祝福が語られています。102編20節にも、「天から目を注ぐ」神について語る詩人の言葉が記されています。そこでは、捕らわれ人の呻きに耳を傾け、死に定められた人々を解き放つ神を賛美する詩人の信仰が表明されています。天地を造られた創造の神は、聖所からも、捕囚の地に捕らわれた者にも、救済の神として目を注ぎ、ご自分の民とされた僕とその子孫の歩みを固く立てるお方であると告げています。神の創造の世界である天地は滅びることがあっても、主であるあなたは永らえますと詩人は、創造者である神を賛美します。神は現代においても、「目覚めた人、神を求める人はいないか」、とその人が生きている時代の中で、神の歴史支配と救いを信じて苦悩する人々の歩みに目を注ぎ、揺らぐことのない確かな救い、平安を与えてくださいます。神は今もそのようなお方として、わたしたちのすべての歩みを見守っておられるのです。

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