2016年10月の聖書の言葉
わたしの口から恵みの言葉が出されたならば
その言葉は決して取り消されない
(イザヤ書45章23節)
焼岳、乗鞍岳、御岳の眺望(野口五郎岳山頂付近から撮影)
唯一真の神がこの世界も宇宙も創造されたのであれば、この世界に存在するものは、すべてこの神の被造物であるので、被造物が神となることはできません。地上に存在する神々と呼ばれるものは、口があっても話すことができず、足があっても歩くことができない、人間の手で造られた偶像の神です。「偶像を造る者は辱めの中を行き、皆共に恥を受け、辱められる」(16節)。「共に近づいて来るがよい。偶像が木にすぎないことを知らずに担ぎ、救う力のない神に祈る者」に向かって、創造者である神は、「わたしをおいて神はいない。正しい神、救いを与える神は、わたしのほかにいない。」と断言しておられます。偶像の神は無力ですし、その無力な偶像により頼む信仰も、人生も空しいのです。しかし、真実な神の救いは、国境を超えて行われます。その神が「わたしを仰いで、救いを得よ」と呼びかけ、「わたしの口から恵みの言葉が出されたならば、その言葉は決して取り消されない」と言われます。神の恵みの言葉は、取り消されません。まことの神を信じ聞き従う者の人生も確かなものものとなります。この神が私たちの苦悩を担い、確かな道に導いて下さるのです。