愛知県名古屋市昭和区のプロテスタントのキリスト教会

2020年5月の聖書の言葉

2020年5月の聖書の言葉

その時、一人の男が群衆の中から大声で言った。
「先生、どうかわたしの子を見てやってください。一人息子です。」
(ルカによる福音書9章38節)

八峰と仙人池ヒュッテ(2019.8.13剱岳頂上から撮影)

人は、苦しい時、助けを必要としている時に「叫ぶ」ことをします。今月の言葉は、一人の男が群衆の中から大声で言った(「叫んだ」)、その叫び声です。彼は悪霊に取りつかれている一人息子を癒してほしいとの願いを切々と訴えるために、「大声で叫んだ」のです。いま、わたしたちは、新型コロナウイルス感染禍の中で未曽有の苦しみを経験しています。その厳しい現実の中で多くの人が叫んでいる現実をわたしたちは見ています。愛する一人息子の命をどうにもできない自分の無力を感じ、「大声で叫んだ」この男の苦しみは、「群衆の中」だれの目にも心にも見えません。しかし、その苦しみの叫び声を聞いて下さる方がいます。主なる神に向かって「叫ぶ」時、それは一つの信仰の表現となります。神を信頼し神に叫ぶ叫びは、神への祈りです。苦しみの原因が目に見える形で解決されなくても、その苦しみは神の懐に抱かれていることを知る時、平安が与えられます。彼が助けを求めた方は、神の独り子イエス・キリストです。わたしたちの罪と死を滅ぼし永遠の命を与えるために十字架上で死に復活されたお方です。このお方は、ご自身を信頼して叫ぶ、わたしたちの祈りを待っておられるのです。

今月の聖書の言葉

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