2021年12月の聖書の言葉
闇の中を歩む民は、大いなる光を見
死の陰の地に住む者の上に、光が輝いた。
(イザヤ書9章1節)
苦しみや悲しみを耐え忍びながら歩んでいる人は、それを聞き、慰めてくれる人を必要としています。この聖書の言葉は、国破れて征服者によって辱められている人々に、ひとりのみどり子の誕生によってもたらされる希望、喜び、救いについて語っています。キリストは、この約束を成就するために来られた救い主であります。神は闇の世を救うために、ご自分の独り子を与える冒険をされました。御子は、わたしたちを罪から救い、苦難の中から救い出すために、その罪を背負い十字架への道を歩むために生れられた救い主であります。この御子の救いが、「死の陰の地に住む者の上に」、希望の光としていまも輝いています。御子は世の王のような権力的手段によるのではなく、平和と正義と恵みの業によってその救いを実現されます。それは、「万軍の主の熱意によって成し遂げられる」のです。