2018年6月の聖書の言葉

２０１８年６月の聖書の言葉

主を尋ね求めよ、見いだしうるときに。
呼び求めよ、近くにいますうちに。
（イザヤ書５５章６節）

南岳頂上付近から穂高連峰を眺む

人は自分の生きる時代を自分で選ぶことができません。その時代の中で苦しみ、貧困や飢餓の中で苦しむことも避けえない現実として受け止めなければならないことも起こります。国家の為政者や親の判断の誤りで襲ってくる生活上の困苦を、そうした人のせいだといっても、その苦しみから解放されるわけではありません。この世界と人の命を究極において支配しておられるのは、創造者である神です。この神は私たちの救い主でもあられます。この聖書の言葉は、「渇きを覚える者は皆、水のところに来るがよい」という呼びかけで始まっています。わたしたちの人生の主となることができる神は、このようなお方です。そして、ただ一度の人生で唯一真の神と出会えるのは、この神の招きが与えられる時です。この聖書の言葉は、そのようにあなたを招き、わたしの与える救いを得よと呼びかけてくださっているのです。神は今あなたにそのように近くおられるのです。「近くいますうちに」とは、そのような呼びかけがなされているときです。