愛知県名古屋市昭和区のプロテスタントのキリスト教会

2015年1月の聖書の言葉

2015年1月の聖書の言葉

主の名を口にすまい
もうその名によって語るまい、と思っても
主の言葉は、わたしの心の中骨の中に閉じ込められて
火のように燃え上がります。
押さえつけておこうとしてわたしは疲れ果てました。
わたしの負けです。
(エレミヤ書20章9節)

八事教会 2015年1聖書の言葉 立山と一ノ越(撮影場所、雷鳥坂)

立山と一ノ越(撮影場所、雷鳥坂)

エレミヤ書20章7-9節には、預言者エレミヤの苦悩の告白の言葉が綴られています。エレミヤは民の破滅の使信を託されて、預言者の使命に喜びを失いました。彼にとって告げたくない使信であったからです。しかし、預言者は神の意志の下に置かれています。だから、自分の意志とは異なることばも告げねばならないのです。エレミヤは神の意志に従い語りました。結果、同胞の敵意と激怒を挑発することになり、「それは嘆きとなり」「恥とそしり」を一日中受け、それに耐えねばならない日々が続くことになり、エレミヤは、「主の名を口にすまい、もうその名によって語るまい」と述べねばならなない深刻な苦悩を体験しました。そこに人間エレミヤの限界があります。しかし、エレミヤはその苦悩の中から立ち上がります。彼を立ちあがらせたのは主の言葉の力でありました。エレミヤは、心の中に主の言葉を閉じ込め、骨の中に閉じ込められても、御言葉の火は、消えることなく、むしろ、「火のように燃え上がる」体験をしました。ついにエレミヤは、主の言葉の力に敗北しました。エレミヤは、召命の日に、「彼らはあなたに戦いを挑むが勝つことはできない。」という主の言葉を聞いていました。エレミヤは、そのような主の言葉の力に圧倒され、再び、主の言葉を語りきる預言者として、時代の民の問題に向かい合いました。秘密保護法が効力を発揮する中で、教会の宣教に権力の介入がなされるかもしれない暗い冬の時代に突入しようとしています。その時代の中で、時代に勝ち、時代の誤りを裁き正す神の言葉を語り続けることの大切さを、エレミヤの告白から学びましょう。

今月の聖書の言葉

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