2016年5月の聖書の言葉
いつも喜んでいなさい。
絶えず祈りなさい。
どんなことにも感謝しなさい。
(テサロニケの信徒への手紙一 5:16-18)
これらの言葉に続いて、「これこそ、キリスト・イエスにおいて、神があなたがたに望んでおられることです。」というパウロの言葉が記されています。キリスト教信仰は、わたしたちの望みの実現ではなく、神が私たちに実現してくださることに望みを置く信仰です。神は、イエス・キリストにあって、私たちに命を与え、時宜にかなったふさわしい導きを与えてくださるお方です。その神の導きに信頼して、「いつも喜んでいる」、「絶えず祈る」、「どんなことにも感謝する」という信仰の歩みを神は望んでおられます。苦しい時、つらい時に喜びを表す事は、人にはなかなかできないことですが、そのような時にも導きを与え、救いの手を差し伸べてくださる神が共にいてくださることを見る信仰を持つならば、その状態の中でも、神にあって喜び、祈り、感謝を表すことができます。いつも神に向かって祈り、神と対話して生きる人は、神から与えられる喜びを知る人に変えられます。そして、どんなことにも感謝する人間に変えられます。