2022年2月の聖書の言葉

神の前に己の罪を悔い、福音に聞き従い、神の真理に従う人間には、永遠の命が与えられ、栄光と誉れと平和が与えられます｡それは、イエス・キリストの日に表される終末的な真に慰めに満ちた祝福です｡神の裁きはどこまでも公平になされます｡悔い改め神に立ち返るものには、終末の日における、素晴らしい約束が告げられています｡その希望に生きるようすべての人が招かれています｡しかし神は、悔い改めない悪を行う者を、決定的さばきの下に置こうとしていません｡むしろ現在の苦しみ不幸の原因が、その神に立ち返らない罪にあることを認識させ、真の悔い改めへ招かれます｡神の裁きは、悔い改めへの招きとして語られているのです｡人を裁く人に、人を裁くなというのではなく、その人に神の救いに与るよう悔い改めに招く、ここに福音によって変えられた人パウロの説教の言葉があります｡それは人を分け隔てしない、神の公平を信じる使徒の信仰の言葉として聞くことが大切です｡裁くものは裁かれるといいつつ、彼らにもこの福音に与ってほしいという、パウロの祈りがそこにあるのです｡