２０２３年３月の聖書の言葉
わたしは良い羊飼いである。
良い羊飼いは羊のために命を捨てる。
（ヨハネによる福音書10章11節）
鳶山から五色ヶ原（手前）立山（左）針ノ木（正面）を眺む（２０２０年８月１９日撮影）
私たちの罪を背負い十字架への道歩まれた救い主イエスを覚える受難節を迎えました。今月の聖書の言葉は、救い主イエスが｢良い羊飼い｣として、羊のために命を捨てられたことを告げています。国の牧者として立てられた指導者たちが、その務めを果たさないために、羊が傷つき散らされて行く現実が旧約聖書エゼキエル書３４章に描かれています。主イエスは羊の牧者として、御自分の羊を探し良い牧草地で育てる言葉がヨハネ福音書１０章に語られています。
国の牧者は為政者ですが、その為政者の心は、傷つき倒れ、散り散りにされている羊のことよりも、一部の富める人たちの利益を優先する様な政策を行い、羊である民が傷つき倒れて行く厳しい現実が私たちの前にあります。しかし、私たちには、｢わたしは良い羊飼いである｣という御自分の命を捨てて救ってくださる救い主が与えられています。主イエスは自分の羊の名を呼び、先頭に立って、青草の原に休ませ、命の恵みの中で憩わせてくださいます。主イエスはこの世界を支配し導かれる良い羊飼いとして来られた救い主です。主イエスの導きを信じ、従う人に確かな救い、確かな命が与えられます。
