愛知県名古屋市昭和区のプロテスタントのキリスト教会

2023年8月の聖書の言葉

2023年8月の聖書の言葉

わたしたちは見えるものではなく、
見えないものに目を注ぎます。
見えるものは過ぎ去りますが、
見えないものは永遠に存続するからです。
(コリントの信徒への手紙二4章18節)

野口五郎岳から焼岳、乗鞍岳、遠く御嶽山を眺む(2016.8.10撮影)

人間の目は見えるものに注がれ、現実的利益に関心がそそがれます。しかし、複雑な社会や経済の仕組みを見通すことは専門家でも容易ではありません。その仕組みが混乱しだしますと、目も頭も混乱し、どう生きればよいか途方にくれます。しかし、わたしたちの人生には、もっと目に見えない命の問題が横たわっています。わたしたちは自分の命を支配しコントロールすることはできません。命を支配される神がおられます。だからその神に目を注がないで、人生の意味、生きることの意味、命の意味を知ることができません。朽ち果てる体を見ると、そこから希望を見いだすことは困難になります。しかし、永遠に存続する目に見えない命についてこの聖書の言葉は語っています。この目に見えない永遠に存続する命を知り信じる者となるとき、人間はどんなときも落胆せずに生きることができます。この目は、神の恵みを見る信仰の目として与えられるものです。

ヘブライ人は一日の始まりを夜から数えます。「光あれ」という言葉とともに最初の「朝があった」と言われています。詩編30篇6節後半の言葉は、創世記1章1―5節との関連の中で読まれるとき、神は、神信頼に生きる人に必ず「喜びの歌とともに朝を迎えさせてくださる」、という希望に生きることができる、ということが示されているのであります。

今月の聖書の言葉

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