2019年12月の聖書の言葉
闇の中を歩む民は、大いなる光を見死の陰の地に住む者の上に、光が輝いた。
(イザヤ書9章1節)
苦しみや悲しみを耐え忍びながら歩んでいる人は、それを聞き、慰めてくれる人を必要としています。この聖書の言葉は、国破れて征服者によって辱められている人々に、ひとりのみどり子の誕生によってもたらされる希望、喜び、救いについて語っています。キリストは、この預言を成就するために来られた救い主です。神は闇の世を救うために、ご自分の独り子を与える冒険をされました。御子は、わたしたちを罪から救い、苦難の中から救い出すために、その罪を背負い十字架への道を歩むために生れられた救い主です。御子の救いが、「死の陰の地に住む者の上に」、希望の光として輝いています。御子は世の王のような権力的手段によるのではなく、「王国は正義と恵みの業によって、今もそしてとこしえに、立てられ支えられる。万軍の主の熱意がこれを成し遂げる」(イザヤ9:6)のです。