愛知県名古屋市昭和区のプロテスタントのキリスト教会

2022年5月の聖書の言葉

2022年5月の聖書の言葉

平和を実現する人々は、幸いである、
その人たちは神の子と呼ばれる。
(マタイによる福音書5章9節)

鏡平山荘(2016.8.11撮影)

イエスは、「剣を取る者は皆、剣で滅びる」(マタイ26:52)と告げ、平和実現のためにご自身の命を捧げられた救い主です。20世紀の第二次世界大戦では8千万人を超える命が犠牲になりました。21世紀に入ってからも、その争いがあとを断ちません。その背後には、大国のエゴによって紛争解決を一層困難にしている現実があります。「平和実現」の旗印のもとで、武力強化、軍事同盟が強化の歴史が繰り返されています。今ウクライナで起こっていることは、まさにその現実を明らかにしています。イエスの弟子たちと聴衆は、武力を持たない無力で弱い存在でありました。主イエスは、これらの人々に向かって、「平和を実現する人々は、幸いである」と語り、「その人たちは神の子と呼ばれる」と言われます。イエスは、神の御子として神と人とにある敵意を取り除き平和を実現するためにわたしたちと同じ肉体をもってわたしたちの間に住まわれた救い主です。主イエスが創り出す平和を、人々の間に告げ広める使者としてキリスト者は召されています。イザヤ書52章7-10節は、山々を行きめぐり、主の平和を告げ、恵みの良い知らせを伝える美しい足について語っています。神が世界の王となり、その恵みによる支配が、地の果てまで満たされる「平和」は、永遠に失われることのない平和で、貧しく弱い人々にも与えられます。主イエスが始められた宣教は、「暗闇に住む民は大きな光を見、死の陰の地に住む者に光が射し込む」(マタイ4:16)神の国の福音です。イエスは、争い、病、差別に苦悩する人々の間に、神の和解を携えて来られたのです。主イエスの弟子である教会は、「平和を実現する」使者として生きることによって、「神の子」と呼ばれる幸いに与るのです。

今月の聖書の言葉

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