２０２４年１２月の聖書の言葉
主の霊がわたしの上におられる。
貧しい人に福音を告げ知らせるために、
主がわたしに油を注がれたからである。
主がわたしを遣わされたのは、
捕らわれている人に解放を、
目の見えない人に視力の回復を告げ、
圧迫されている人を自由にし、
主の恵みの年を告げるためである。
（ルカによる福音書４章１８,１９節）
北穂高岳頂上から見た滝谷 2018.8.14撮影
今月、御子のご降誕をお祝いするクリスマスを迎えます。救い主としてお生まれになられたイエスは、御自分が育ったナザレの会堂で、イザヤ書６１章１，２節を朗読し「この聖書の言葉は、今日、あなたがたが耳にしたとき、実現した」という言葉をもって宣教を開始されました。
クリスマスは、救い主として来られたイエスが、この聖書の言葉を成就するために来られたことを覚える日です。貧しい人、捕らわれている人の解放、目の見えない人（霊的な目が暗くなっている人のこと）、圧迫されている人を自由にする救い主としてイエスは来られたのです。「この聖書の言葉は、今日、あなたがたが耳にしたとき、実現した」という主イエスの言葉は、まだこれらの聖書の言葉を聞いていない人々に、告げ知らせる使命を教会が担わされていることを明らかにしています。この光栄な務めを自覚し、一人でも多くの人に、この聖書の言葉を告げ知らせることこそ、クリスマスの祝いに必要なことです。この聖書の言葉を耳にした、今日、その人に、これらの言葉が約束する救いが実現した、と言われるイエスの言葉は、信仰をもって受け容れることを前提にして語られています。
